覚悟


前へ進まなければと自分を奮い立たせても

毎日、ネットやテレビで情報を拾っては
すぐにまた大変過ぎる現実に崩されてしまう…。
そんな日々に嫌気がさしています。


亘理の家族とは普通に電話出来る環境になり
より具体的に周辺の様子を知って、愕然としてしまいます。
海沿いは瓦礫が散乱というより、もう砂が覆ってしまい何も無い海岸になっていると。




考えれば考える程、途方も無く
ただただ怯えてしまうばかりです。




でも、こうやって悲しんだり怯えたり出来ていること自体
幸せな環境なのだと。

被災した方々は、そんなことをする暇がない程
「生きる」ただそれだけのことに必死です。


ある程度の情報は必要だけれど
余計なことまで調べ過ぎ、怯えているなんて
なんてバカバカしいことだろうと、反省しています。
遠くでテレビを見て泣いているだけなら、泣ける映画を観る娯楽と一緒。
半歩でも、何か出来ることをやり続けなければ。




今だから、自分の好きなものをや人を大切にしたい。
きっとこれからは、みんなに愛されたものだけが残るのだろう。


この大変過ぎる時代を乗り越え、行き着いた日本。
子供たちが大人になる頃には
きっと羨ましいぐらい良い環境になっているはず。
いや、そうしなければならない。



すべての権限は「自分自身」にある。
いろいろなことに「覚悟」を決めて、進んで行かなければ。